「どうしたら差別化できるんでしょう?」
なんて、弁護士から相談を受けることも増えてきた。
なので、まずはこう返す。
「離婚訴訟に100%勝つ弁護士」とか、って、
きっぱり専門性を打ち出すことが、大事ですよ。
そういうと、
鼻で笑ったような表情を見せ、
「そりゃ、法的に無理ですね。。」
といって、
私が業界や法律知らず、かのように、
見下す態度をとる人がたまにいる。
これは経験からわかるのだが、
まだ余裕がある人はこういう態度に出るんだ。
法規制がどうたら、と言い出したら、
できることはごく限られるだろう。
だが、切羽詰まっていたら、
あらゆる抜け道を探すはずだ。
たとえば、
看板とか、タウン誌とかに、標榜するのは
ダメかもしれないが、
口頭で言うも、
ダメなんだろうか?
100%が無理でも、
88%勝訴している、といった、当社データでも
ダメなんだろうか?
最後の手段で言えば、
ホームページの背景に、「100%勝つぞ!!」
という、のぼりをさり気なく立てるのも
NGなんだろうか?
法的がどうの、と専門知識を振りかざして、
人をディスる前に、
経営者なら、
何か合法的に私のアイディアに近いことが何かできないか、と
知恵を絞るのが先決じゃあないのか?
私は開業以来、17年間、いろんな業界の相談に
乗ってきたが、
正攻法でダメであっても、
知恵を絞ればクリアなケースが
ほぼ100%だった。
しかし、やらない人は、
とにかくやらない理由を先にいう。それも、自分たちのフィールドの
専門知識や業界の慣習を持ち出して。
だが、経営が苦しいなら、
真っ先にやらなきゃいけないことは、
専門知識や、
業界慣習に囚われている
マインドを捨てることだ。
これを捨てて、
自由な発想になった時、はじめて、
業界から一歩抜け出る企業になれるのだ。
士業やドクターの業界は、
これから、レッドオーシャンにはいると予想しているが、
こうした、切り替えを早くしたところは、
業界のリーダーに
なっていくはずだ。
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日常 | 02:39 PM |
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