カメラのキタムラが129店舗閉店となった。
いよいよこの時が来た。
一消費者として、残念には思うが、
ビジネスとしてはやむを得ない、という
複雑な気分だ。
普通に考えて、スマホがあって、
高画質な写真がパシャパシャ撮れて、そのままSNSに
アップしたり、LINEで送ったりできる時代に、
写真の現像
をお金と時間をかけて頼む人が
いるのか?
と考えれば、NOだ。
これは他人事ではない。
世の中どんどん便利なツールが増えていく中で、
自分のやっているサービスを
わざわざ頼む人がいるのか?
ということを
冷静に
客観的に
見つめる必要がある。
これは長いことその仕事をしてきた人には
死ぬほどつらい作業だということは
良く分かる。
でも、目をそらしていても、
何も変わらない。
衰退していくまま、
小さく細々やっていくのか、
何か新しい突破口を
見つけて、リベンジを図るのか、
このどちらかを選ぶ必要がある。
しかし、やっぱり、
経営コンサルタントとしては、
後者を選んでほしい。
だからといって、
今までの仕事で培ったすべてを手放す必要はない。
今までの仕事を要素分解し、
その中から、
今の時代にも残るものだけ、抽出し、
今風に変えていくのだ。
写真の現像が不振であったとしても、
写真を撮る、
という行為がなくなったわけでないし、
むしろ動画など、
もっともっと増える傾向にある。
ただ、
現像という行為が少なくなったに
すぎないのだ。
だから、
写真を撮ってあげる
写真の撮り方を教える
写真の編集ソフトを売る
ていう方向にシフトすることは、
有効だろう。
ただし、そのままでは、
競合にぶつかってしまうので、
もう1工夫が必要だ。
一流のセミナー講師に
ランクアップするスナップショットの
取り方講座
というくらい、
絞り込む必要があるだろう。
ここまで絞ったサービスを
展開すれば、まだまだ行けるだろう。
そして、その写真を撮影したり、
編集したり、
ポートレートにするサービス
という風に拡張していくと面白い。
カメラのキタムラも、
ぜひ、素晴らしい活路が見つかることを応援するし、
我々も頑張りたいものだ。
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日常 | 02:28 PM |
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