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TOP > ブログ > 2017年02月 > 17日
  
【悔しがれ!】
とある居酒屋で会合に出た時のこと。
店員にカルピス―チューハイをジョッキ半分くらい、
スーツにドバーとぶっかけられた。




あわてて、おしぼりを持ってきたものの、
なんとかその場を
無難に乗り切ろうとするかのごとく、

大丈夫ですか?
大丈夫ですか?

と連呼するのみで、
明確な謝罪すらなかった。

さすがに、ジョッキ半分のアルコールを
かけられて、大丈夫だとは思えなかったので、

「いや、さすがに大丈夫では
 ないですが・・」

と、答えた。



しばらくすると、
店長らしき人がおしぼりを持って現れたが、
こちらもやはり、

大丈夫ですか?
大丈夫ですか?


を繰り返すばかり。
(謝ったら負け、とでも思っているのだろうか???)


そして、しらないうちに、そっといなくなり、
帰り際には何事もなかったように、
店員同士でおしゃべりしていた。



私はミスを責めることはまずない。
しかし、

うやむや

にされるのは気分が悪い。


じゃあ、どうしてほしいのか?


謝ってほしい?
弁償して欲しい?
料理を無料にしてほしい?


しばらく考えてみたが、どれも違う。
(もちろん、自主的に実行されるのは良いのだが、
 こちらからリクエストしてやらせても気分が悪くなるだけだ)


私は一体何を求めているのか?
自問自答してみた。

少し経って、その答えが
ひらめいた。


悔しがって欲しい


だ。



ミスは誰にでもある。
しかし、誇りを持って仕事をしているのなら、

自分が完ぺきな接客が
できなかったこと

心地の良い時間を
提供できなかったこと

不快な時間をお客さんに
遣わせてしまったこと


これらに対して、

何でちゃんと
出来なかったんだ~

と悔しがって欲しい、
と気づいた。


「しょせん居酒屋なんて、
 そんなもの」


そんな意見もあるのかもしれない。
しかし、


私の中では、

しょせん
たかが
大した

なんていう風に人や会社を
区切ったことはない。


どんな個人商店、個人会社、
どんな人であっても、

しょせん
たかが
大した

なんて自分で決めつけているものに将来はない。
逆に、小さな会社、無名の人物であっても、

誇りを持ってやっている
人には将来がある。

実際、私のクライアントさんが
経営する会社のスタッフの誇りは
超一流だ。


たとえば飲食店なら、
パートさんやアルバイトであっても、

あのお客さんを
満足させられなかった~。

ということを本気で悔しがって
ミーティングをしている。

だからパートやアルバイトにもお客さんの
ファンができてくるから、

リピートと口コミで
流行っていく。


プロとして上を目指すなら、
もっと悔しがってほしい。



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